ひとやすみ読書日記(第二版)

最近あんまり読んでませんが

森薫「乙嫁語り」8巻

表紙が出オチすぎる。

平台に大量に並んでたんで吹いてしまった、みんな大好きパリヤさん編。こういうひとっているよなあ・・・てなことを思ったりもする話である。むかし「ブレーキの壊れたダンプカー」って言葉がありましたけれど、さしずめ「クラッチの効かない軽トラ」のようなものか。1速から5速に入ってバックギアは無いとかまーそんなんだ、だいたいな。

とはいえ楽しいばかりではなく、パリヤさんが居候する羽目になったのは部族間のいざこざの所為だしアゼルの一族は辺境で使い潰されるしで、この広い箱庭みたいな世界にも滅びの風は吹いてくるわけです。どこへ落着するんだろうね。

しかし「そんなにパン好きならパン屋でもやりゃいーのにな」などと思ったけれど、そもそもそういう選択肢が最初から存在しない世界のお話なんだよね、このマンガ。苦手な人は苦手かもな・・・