ひとやすみ読書日記(第二版)

最近あんまり読んでませんが

才谷屋龍一「ガールズ&パンツァー 4」

フラッパー版のガルパンもめでたく完結です。放送中のアニメを「コミカライズ」するって結構大変なことで、今は亡きコミックボンボンエルガイムやらボトムズやらのコミカライズを読んでた昔を思い出したりする作品でした。秋山優花里を主人公に据えることで見えてくるものがある反面、「視点」だけでなく「視界」も彼女のそれに限定してしまったところには不満を覚えなくもないけれど、今回黒森峰の逸見エリカ様がちょうかわいいのでぜんぶゆるす。ゆるすぞ!

2巻でサンダース戦をばっさりカットしちゃったおかげでコミック版では語られなかった黒森峰視点からのみほの過去、立場を説明するために一人で大洗までヘリで飛んできて一人で言いたいことだけ全部言い放って、そのまま一人で帰っちゃうエリカ様超萌え(w ま、それだけではありませんけれど…

その2巻でオリジナル展開やったアンツィオ戦がOVAへと発展するのだからこのフラッパー版も間違いなく「ガルパン祭」を大いに盛り上げた立役者です。才谷屋先生の次回作にも期待したいものです。戦車マンガ需要って実際大きいと思うんだよな。