↑北島家の墓にライター忘れてきた速水真澄の例。
意外性、ということである。
「一見すると○○だが、実は××である」という事象すなわち裏表。
「あいつは表向きには○○だけど、裏では××だ。だからあいつの真実は××だ」とかよく言われる。
成る程人には隠されている物事がある。自分にも隠し事はある。それは自分を構成する真実の一断面ではある。だからといって表出されている物事、外に向いている面は贋物なのか。
そうではない、そんなはずはない。それらは並立し得るのだ。例えどれほど矛盾があり、相反しているとしてもだ。他人は意中の外にある。そして自分自身もまた。
「己」という文字は非常に面白い代名詞で、ひとつの言葉で一人称と二人称を共有している。それは同じものなのだ。交換可能である。
「己は表向きには○○だけど、裏では××だ。だから己の真実は××だ」
結論。
ツンデレの神髄は「ツン」でも「デレ」でもなく、
「ンデ」。