ひとやすみ読書日記(第二版)

最近あんまり読んでませんが

「機動警察パトレイバー2 the Movie」

と言うわけで地上波初放送!だったんだけど冒頭からカットが酷すぎたんで十数年ぶりにLD引っ張り出して見直した。これってストーリーの主軸以外のところでやたらと主題の象徴やら隠喩やらが散りばめられてるんで、変に切っちゃうとダメなんだよなー。大田が学生相手に「モニターに頼らない、目視による判断と行動」の重要性を説教するとことかな。

「P2」は80年代的ないわゆる「リアルロボットアニメ」の集大成的な作品で、話し出すと長いからそれはやらないが(ヲイ)80年代的ロボットアニメの集大成が「行き場のない30代男女の話」だと言うのはこのトシになるとやるせなすぎる(藁

あーでもそうだな初見当時からずっと思ってることがあって、後藤隊長や陸幕調査部の荒川など主な人物が皆「戦争はとっくに始まっているんだ」と言ってるけれどもやっぱりこれ「まだ戦争は始まってない話」だと、そう思うわけだ。

画像はLDライナーノーツの表紙イラスト。かなり核心的な所を突いてると思う。「P2」って大体こんな話です。

劇場公開は1993年、旅客機がビルに激突するまで8年掛かりました。

「自動車がレーサーだけのもんじゃなくなって何年経つ?人間何にだって慣れちまうもんさ」

いやまったく、怖い話だよな。