- 作者: 石津朋之
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2008/02
- メディア: 単行本
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アタシ
リデルハート
国籍?
英国人
まぁイングランド
なんか
むかしクラウゼヴィッツっていたんだけど
「戦争論」
飽きた
みたいな
んで自分の
「戦略論」
書いてさ
アンタ
平和を欲するなら
まず
戦争を
知れ
みたいな
ケータイ小説風の文体ってすごく難しいですね。3分間しか維持できませんね…
さてリデルハートといえば彼の人の「平和を欲するなら戦争を知れ」って至言で世の軍オタがゲシュタルト崩壊を起こさずに済んでいるそれはありがたいありがたいお人なのですが、実のところ代表作の「戦略論――間接的アプローチ」はノルマンディーに関する記述しか読んでない*1。当人の評伝や思想の解説が簡潔にまとめられてるのは良いなあと、手に取る。リデルハート以外にも様々な戦争・軍事の諸研究に触れられていて、クラウゼヴィッツと「戦争論」も当然外さずに採り上げられているので実に実にありがたい*2
為に成る一冊である。しかし何の為に成るのかはよくわからない。「戦争は社会現象であり、社会の様相が戦争の姿を規定する」とか「戦争は和平交渉のテーブルで決着を見るのである。すなわち、戦場での軍事的勝利はそれ自体が戦争の結末を決定するのではなく、ただ単に勝利のための政治的機会を提供するにすぎない」など示唆には富んでいる…ような気がする。
次はキーガンかなあ…