ひとやすみ読書日記(第二版)

最近あんまり読んでませんが

宮嶋茂樹「国防女子」

国防女子

国防女子

「平和を欲するならまず戦争を知れ」という言葉があって、座右というわけではありませんが常々考えるようにはしています。幸いにしてか戦後の日本社会では軍事についてはしばしばタブーなものとされ、大勢の人々がそのことについて知識や経験を得ることなく済むのは良いことなのでしょう、やはりね。しかしながら現代の、真面目な、政治問題として反戦平和志向を求めたときに、軍事について深い知識を有していないことは、決して有利には働きません。多くの場合軍隊や戦争についての捉え方、物の見方が太平洋戦争末期の状態で止まってしまったままでは、現代の世界で本当に有意義な反戦思想や平和運動を実行(?)するのは難しいでしょうね。何かに反対することは何かに賛成するよりもずっと困難な作業で、軽々しい反対意見や感情的(あるいは感傷的)な言動では却って容易に論破され、悪い結果を招きかねない。自分が軍事戦争についての本を読んでいるのはおおむねそんな理由のためで、決して戦争行為に加担したり一般社会に戦意を煽るような目的のためではないのですがまあ、なかなかわかってもらえませんねえ(わらい)別に兵器や軍服にハァハァするために読んでるわけではないのですが。

はいウソ。


海上自衛隊女性自衛官(;´Д`)ハァハァ


主にそういう目的で読んだ。反省する云われもないッ!


…ええ、まその、みなさん素敵でしたよ。音楽隊や補給科のような如何にも女性隊員が栄えそうな部署のみならず飛行隊の操縦士やイージス艦の砲雷科など、女性自衛官の仕事場は広がってるんだなーと、あらためて思わされる。仕事場での凛々しい姿や表情とは一転しての、私服(でしょうねえ)でのリラックスした様子がセットになった構成でそちらもまたよし。競泳水着もあるよ!露出は少ないけど(ぼそ)


綺麗な笑顔が綺麗なままで居られることを何より願います。それが一番大事なのです。

この本で唯一気に食わないのは不肖宮嶋の文章が痛々しいとこなんだけど、あのオッサンの芸風だからなあコレ…