amazonじゃ扱い無しか。著者はイギリスの軍事評論家で、特に機甲戦関係の著作で有名。そんなひとが小説まで書いてるとは知らんかった。
内容はものすごく地味ですw
ノルマンディー、ボカージュ地域のとある果樹園を中心とした戦場で、大隊規模の連合軍とドイツ軍が正面から戦闘を行うただの一両日を描いた作品。極めて戦術級。実際に発起された作戦と事実をベースにしているとかで「リアル」ではあるのだろうけれどさほど「面白」くはないか。さすが英国人だけあってシャーマン・ファイアフライとクラブ(本文では「フレール」表記)が大…中……小活躍するw
作戦計画と戦略機動、偵察と連絡、戦術案と決心行動といった戦闘に於ける一連のプロセスを鳥瞰するような作品か。イギリス陸軍の砲兵観測士官に絶大な権限が付与されてることはしっかり押さえてあって、やはり重要なことであったようです。
突撃による陣地奪取は敵兵力の離脱を阻害しての士気阻喪並びに敵兵員を捕縛して占領地域への阻止砲火を防ぐ効果が在る。とかまあいろいろ。