ひとやすみ読書日記(第二版)

最近あんまり読んでませんが

上遠野浩平「私と悪魔の100の問答」

私と悪魔の100の問答 Questions & Answers of Me & Devil in 100 (100周年書き下ろし)

私と悪魔の100の問答 Questions & Answers of Me & Devil in 100 (100周年書き下ろし)

「小学生は最高だな」という言葉が最近流行っているけれど、そんなのは嘘で欺瞞で虚偽でインチキで反動で反革命で薄汚いデマゴーグだ、本当に最高なのは中学生だ。という事実を再確認させてくれる一冊。中学生なんて出てきませんけど。

女子高生と操り人形がずーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっと益体も付かない会話を繰り広げるだけの小説で、ストーリーも在るし他の登場人物も居るけれど、実は大して機能していません。問答自体は黒帽子と竹田くんのアレを100倍ほど無意味にしたような内容で、もしこれ読んでわーテツガクテキとか思った人がいたらアナタ哲学の人に本気で叱られますよ?

でもこの話は好きだなあ。クズっちもハズレ君も随分と魅力的で、急転直下してイキナリ終わってしまう幕切れはちょっと残念。もう少しボリュームあってもよかったんじゃないかなー。あ、ffさんちぃーっす、最強のわりにいっつも雑用ばっかですね舞阪さんわ^^

どこがどうとはハッキリ言えないんだけれど(実は言えるんだけれど)、この話って「歪曲王」の主題をアレンジしたようなふいんき(なry がすんだよね。


中学生は最高だな、どうせなら学年は二年生でおまけに病気に罹っていると尚良い。だいたいそんな感じです。


いや綾波のことじゃなくて。