- 作者: 初野晴
- 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
- 発売日: 2012/03/23
- メディア: 単行本
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ハルチカシリーズ第四巻。例によって重い話を、例によって軽いキャラで進めていく今回は
・1冊まるごと文化祭の話で
・脚本担当が結末を明かさずに逃亡した推理演劇の解明エピソードがある
…オヤァ?
「さよなら駐車妖精」asin:4488575021なんて話もあるし、世の中釣り針に充ち満ちていますね(笑)
キャラと話の軽重の差には賛否両論あるかと思うけど(無かったらそれで気味が悪いけど)、キャラクターのおかげで救われている面が随分あろうと思います。アメリカ民謡研究会の甲田くんがいいヤツ過ぎるw 生徒会ブラックリスト十傑ってみんないいヤツばっかりだなーって登場人物全員いい人なんだけどな。
「日常の謎」系のミステリー小説は「謎」が起きた時点で日常でも何でもない、それはすでにお祭り騒ぎだ。だいたいそんな感じ、学園祭小説だしね。
今回初出は「デジタル野生時代」だったのか。それはちょっとびっくりしました