ひとやすみ読書日記(第二版)

最近あんまり読んでませんが

宮澤伊織「神々の歩法」

以前創元SF短編賞を取った作品を連作・単行本化したもの。表題作については『折り紙衛星の伝説」*1で読んでた。が、「ベタな内容だ」とあるだけでほとんど覚えていなかった…。再読してまあ、ベタな内容です。要はウルトラマンである。人間に憑依し破天荒なパワーを付与する高次知性体が須らく発狂しているので地球は大ピンチになりますが、幸い美少女がひとり理性を保ったまま融合して、人類の守護者となってくれます\(^o^)/ というお話し。

ニーナかわいい\(^o^)/  本当は8歳なのに知性体<ヴァン・トフ船長>が融合して無理矢理肉体だけ18歳になってかわいい \(^o^)/ 足から火を噴いて空飛ぶのでいつも裸足かわいい \(^o^)/  友達になるとその足で顔を踏みつけてくれてかわいい\(^o^)/

ベタな内容だ(´・ω・`)

最初の1作読んだ時は気がつかなかったけど、ニーナと行動を共にすることになる米軍ウォーボーグ(戦闘サイボーグ)部隊が、当初は「デザートガンナー分隊」だったんだけど1話で壊滅して、2話以降再編されると「テキーラガンナー分隊」になるとかベタなもんです。巻末で作者自ら解題入れて、その辺の元ネタとかアイデアのきっかけとかを解説してくれます。基本はシチュエーションバトルものなのでいくらでも続きが作れそうですが、最終話となる「レッド・ムーン・ライジング」で結構な大ネタを振るっちゃったので、それはないかなー。そして物語の中で大きなウェイトを持つ「歩法」、時にはダンスのようであったりマーシャルアーツのようであったりするそれが、ちょっとロジャー・ゼラズニイのアンバーシリーズを思い出したりする。

当初は微妙に嫌味ったらしいCIAオフィサーのマッケイが最終的にすごくいいキャラになるのは、これたぶんシリーズ化に際して伸ばしたラインなんだろうなあ。読み切り版ではいなかったキャラ(の1人)ですし。