- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2008/08/25
- メディア: 雑誌
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「新しい太陽の書」と野田昌宏追悼の特集二本立て。以下雑感で。
・特集「新しい太陽の書」読本
短編2つ(訳者は本編とは別の人)、作者ジーン・ウルフのエッセイ2つ(カワウソの城ってそういうことかい)、用語集作品解説などなど色々有るが、冒頭掲載されてる全5冊のあらすじが一番ためになった。そういうお話だったのか。
・ヴォネガットの「死よりも悪い運命」が9月刊行。
・MEDIASHOWCASE 「夏のソラ」と「スレイヤーズR」ってまた随分なのを採り上げてんなあ、誰だよ書いてんの。
アニメライターの小林治とアニメ監督の小林治は別人。
・BOOKSCOPE 「ハローサマー、グッバイ」は読んでみたいな。
今月号には何処にも載ってないけど「母なる夜」ハヤカワ版が復刊されているぞ!尾崎も浜省もいらねぇ、ヴォネガットこそが10代のシンボルだってひとには超オススメ。
・連載 「雪風」やってんですね。前回までをサッパリ読んでないんでよくわからんのですが、
クーリィ准将「俺がルールブックだ」
ってことはよくわかりました。零と准将の会話っていっつも大体こんな感じだよな。
・トマス・M・ディッシュ死す。自殺だって。「いさましいちびのトースター」2部作しか読んだことないけど今こそ「人類皆殺し」を復刊すべきだと思います。てゆーか読ませろ。
・SF挿絵画家の系譜 大西将美を代表するスタイルはホワイトパッケージ、などとと言いつつ掲載されてるのが1/16ロンメルってどういうことだYO!俺的にはM113ACAVのパッケが最高だと思います。
・野田昌宏追悼特集 まだ読んでいません。「レモン月夜の宇宙船」をもう一度読めるだなんて!!
そんなこんなで。
そうそう、おれSFマガジン買ったのって生まれて初めてだったりする。
というのもSFマガジンって言えば金の無い頃は典型的な「図書館で読める雑誌」だったし、イザ懐に余裕が出来た頃にはT梨さんから「SFマガジンは買ってはイケナイ」とゆー薫陶を受けて…
確か正確には「知らない本屋でSFマガジンを買ってはイケナイ」だったと思う。具体的には…
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前に、NGワードは「定期購読」だ。
ケース1:
「普通の本屋はその地域に生息するSFファンの数だけしかSFマガジンを入荷しない。だからお前が知らない本屋でSFマガジンを買ってしまうとその地域に生息するSFファンが一人SFマガジンを買えなくなる。おまけに翌月以降その本屋が売れもしないSFマガジンを一冊余分に入荷してしまう。だから知らない本屋でSFマガジンを買ってはイケナイ」
ケース2:
「すいませ〜ん、ここって『SFマガジン』置いてますぅ?」
「…!?う、ウチはそんないやらしい雑誌なんて扱ってませんッ!帰って下さいッッツツツツ!!!!」
「エスエムマガジンじゃねーよ」
「だから知らない本屋でSFマガジンを買ってはイケナイ」
T梨さん、おれ本屋でSFマガジン買えるほど度胸のある人間に、なれましたよ…
い、いや知らない本屋じゃあ…ないんですけど…