なかなか続巻でないなーと思っていたら、実は3年前に文庫オリジナルで出ていたハルチカシリーズ番外編。知らないうちにアニメになってたり知らないうちに映画になってたりと、どうもこのシリーズにはアンテナの感度が低くて困るよなー。しかし一度この形態になるともうハードカバーで新刊出すことは無いのかな?
内容についてはミステリ要素低めの青春小説風味、番外編ということでサブキャラにスポットをあてた、これまでとは若干風合いの異なるものです。一番の違いはこれまでとは違って過去の回想ではないということか。第一巻「退出ゲーム」の時*1には1980年代の雰囲気というのが確かにあったように記憶していますが(あくまで雰囲気で、具体的な記述では無かったと思うが)、まあ普通に現代物でそれはむしろシリーズ長期化にとってはいいことなんじゃないだろうか。
とはいえ、このシリーズ今後もちゃんと続くのか、謎ばかり提示されてさっぱり正体の掴めない草壁先生の真実は明かされるのか、そこはちょっと心配なんであります…