ひとやすみ読書日記(第二版)

最近あんまり読んでませんが

小林快次「ティラノサウルス解体新書」

そんでこちらはダイナソー小林による最新のティラノサウルス本。文字メインの内容で、近年の研究論文を紹介する形で最新のティラノサウルス像を構築させるような一冊…といえばいいのかな。ティラノサウルス類を「ティラノ軍団」と呼んだり更に進化の過程で「一軍」「二軍」「三軍」に分けるというのはまあキャッチ―ではあるけど、それはどうなんだろうなーうーむ。

個人的には頭骨のCTスキャン解析による聴覚や視覚の研究、また様々な傷痕から見られる「共食い」やティラノサウルス(類)同士の争いの研究についての記述が面白かった。恐竜に群れを成す種がいる(いた)というのはよく言われるけれど、そのような場合群れの構造ってどうなるんだろう?ペンギンのコロニーや渡り鳥のグループには哺乳類的なボス(あるいはアルファというのかな?)は、居そうもないけれどね。

あとこれティラノサウルスとは直接関係ないんですが、「カムイサウルス」「ヤマトサウルス」という命名はその、

 

ちょっとダサいよな(´・ω・`)