というのは「舞−乙HiME」に於ける変身の定義づけである。
この一連の変身プロセスは行為者Aから別体が分裂し(分身A′と呼称する)、分身A′の身体にトランスフォーメーションが発生し、しかる後に行為者Aと分身A′が一体化することによって完了する。
それは自分から生まれた自分ではないモノであり、自分ではないが自分が生み出したモノである。その二つを統一化することで「自分であると同時に自分ではないモノ」をドライブする。
演じるとはそういう事なのかも知れない。
実は「仮面ライダーアギト」のギルス変身シークエンスがまさしくそんな感じで、あの作品は英雄像を多面的に捉えていてその辺りは面白かったなあ。