ひとやすみ読書日記(第二版)

最近あんまり読んでませんが

アオイ・セノーの死

メモばかり続いていささか申し訳ない。読んでない訳ではないのだけれど、感想を書くほど印象が残らないというのがどうにも。
(以下、今週放送分のネタバレ含む)


アオイ・セノーというのは「舞−乙HiME」のサブキャラである。こんな姿をしている。

http://www.my-zhime.net/character/aoi.html

どこからどうみてもしごく普通のメイドさんで、性格的にも極めて温和。さりとて過剰に癒しを強調するわけでもない善意の傍観者に近い。そんなアオイちゃんですが今週、

松明をかかげた暴徒に追いつめられて、崖から落ちて死にました。
その際の「表情の推移」が実に絶品で、これはちょっと文章で表現できるようなものではなかった。映像の力というやつだ。視線の動き、陰影の動き、瞬き、そして微笑み。

ひと言の台詞もなく、すべては動画とBGMだけで表現され、彼女が一体何を考えていたのかという問いかけは視聴者の想像力に委ねられ、尚かつ常識的な解答が導きだせるものになっている。

映像にはない、文章の力を見つけたいなと思う。切実に、思う――