http://www.tv-tokyo.co.jp/kyojin/
アメリカン・コミックのコマ割をそのまま拡大化したようなリキテンスタインの絵に対してはこれまで「台詞」があるのが面白れーなーという程度の認識だった。画面の人物は何を思っているのかという心情的主題を、具体的に吹きだしと言葉で記述するという、それはコミックスの手法なのだけれどアートの分野では誰もやったことが無い。安っぽい新聞印刷のようなドットパターンも含めてある種のキッチュな、チープだけれど判りやすい現代美術だと思っていた。だから東京都現代美術館が所蔵する「ヘアリボンの少女」は技法はともかくえづらとしてはあんまり面白くないなーと、そう思っていた。
…目から鱗が落ちるとはこのことで、リキテンスタインが目指していたものはそんなものではなかった。
画面の「黄金比」つまり安定化された分割なのだと、いやビックリ。逆さにすれば自然と判る…
また見に行こうかな。MOTはいま常設展しか見られないのか…
や、何が面白いってこの放送、録画したのを「ラインバレル」の直後に見たんだけど、ラインバレルも逆さにすると「判る」デザインだったものでなんとなくね〜