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旧版ハードカバー版から「新編―」ではバッサリ削られた批評編を2冊まとめて。むかし読んだ記憶は確かにあるんだけど、読んでても意味分かんなかったろうなぁ。大体において「文学」としての評論なんで日本で言うところの純文によるエンタメ批判みたいな視点は首尾一貫されてて、ダーレスくんホントに嫌われてますね。
この内容では削られるのも当然と思う反面、刊行当時は逆にこれが必要だったのだろうなーと思われる。当時のブーム、空気ってどんなだろうと思いながらみてたら7巻のほうの解説(宮壁定雄による)で
僕等の世代は、学園闘争に敗れ幻想文学へ逃避した世代だ、などと片付けられる事があるけれど、むしろ僕等の中では沖縄もラヴクラフトも同じ重みで存在していたと言っていい。総ては、自己の存在を見つめさせ、または存在の意味を認識させてくれるもの――そんな意味でラヴクラフトは僕等の「青春文学」だった。
…うん、何を言ってるんだか全然わからないぞ。外国文学をアカデミックにやってる人達ならもっと楽しめる内容なのかなーとは思うがしかし。
一人称で軽々しく「複数形」をつかうひとって要注意だと思うの(´・ω・`)
あ、でも学園闘争で敗れてイハ・ンスレイまでじゃぶじゃぶ泳いで行っちゃうよなディープなひとも、悪くないかもだ
参考までに旧版の収録作品一覧。