ひとやすみ読書日記(第二版)

最近あんまり読んでませんが

相沢沙呼・梓崎優ほか「放課後探偵団」

創元推理文庫の若手作家による学園ミステリーの競作アンソロジー。全編とも書き下ろしだけれどシリーズ番外編や正式始動前のお披露目的作品も含む、と。主に似鳥鶏の短編があったんでってどうして創元の若手作家はみんな変換しづらいペンネームばっかりなんだ(#゚Д゚)
まーともかく、似鳥鶏の新作「お届け先には不思議を添えて」でとうとう伊神さんのイラストついちゃいましたおねがいですからいまからでもおにゃのこにしてくれませんか無理ですか。今回例によって眼鏡ッ娘が描写されることは無かったが「放送部の辻さん」は眼鏡ーずだと固く信じて疑わない。

部活…ですね。一連の収録作品には大学サークルや卒業後の同窓会を舞台にしたものもありますが、それでもやっぱり全編を通じているのは部活的な空気感でそういうの好きな人によし。俺によし。

収録作からベストなキャラを選ぶとしたら市井豊「横槍ワイン」に登場する鎧坂さんがお気に入り、だけど梓崎優「スプリング・ハズ・カム」で如何にして犯人が不可能状況から脱出し得たか、それが非常に美しいなぁ…と、思いました。

あと鵜林伸也「ボールがない」の野球部がなんだか旧日本軍みたいで変にワロスw