ひとやすみ読書日記(第二版)

最近あんまり読んでませんが

2006-07-01から1ヶ月間の記事一覧

小松左京「青い宇宙の冒険」

青い宇宙の冒険 (講談社青い鳥文庫)作者: 小松左京,安倍吉俊出版社/メーカー: 講談社発売日: 2004/09/15メディア: 新書 クリック: 63回この商品を含むブログ (9件) を見る大規模書店に行くと時々「ここには自分の知らない、読めばきっと面白い本がいくつもあ…

相田裕「GUNSLINGER GIRL」7巻

GUNSLINGER GIRL 7作者: 相田裕出版社/メーカー: 角川HD(アスキー・メディアワークス)発売日: 2006/07/27メディア: コミック購入: 2人 クリック: 30回この商品を含むブログ (218件) を見る前回6巻を読んだときには結局ここに感想を挙げなかった。理由は色々…

小説のジャンルと視線 あるいは文章に於ける可能性の拠り所

「SFはパースペクティブでファンタジーはオルタネイティブだ」というのがザブングルの主人公*1なのです。「ミステリーは昇華だ」と続くのですがこれを「sublimate」と直訳しても意味が通じそうにないので上手い言い回しを考えたいところ。「シフトアップ」…

安彦良和「機動戦士ガンダム THE ORIGIN」13巻

機動戦士ガンダムTHE ORIGIN (13) (角川コミックス・エース (KCA80-16))作者: 安彦良和,矢立肇,富野由悠季出版社/メーカー: 角川書店発売日: 2006/07メディア: コミック購入: 4人 クリック: 10回この商品を含むブログ (109件) を見る今回からは「ルウム編」…

高木俊朗「全滅」

はまぞうでは出てこなかったので直接リンクを貼る。http://www.amazon.co.jp/gp/product/4167151073/503-8666459-8638333?v=glance&n=465392&s=gateway自分が読んだのは文庫ではなく単行本のもの。古書業界ではどっちが入手し易いんだろう。旧日本陸軍の戦車…

「小林宏明のGUN講座2」

小林宏明のGUN講座2―ミステリーから学ぶ銃のメカニズム作者: 小林宏明出版社/メーカー: エクスナレッジ発売日: 2006/07/11メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 3人 クリック: 13回この商品を含むブログ (6件) を見るまさか2巻が出るとは思わなかったので…

卵が先かオムレツが先か。

というパラダイムがあって、大抵の場合は「卵を割らなければオムレツを作れる可能性がない」という能動に落とし込むのが常であるが、この点TV版の方の「吸血姫美夕」は「卵を割らなければオムレツを作る必要性がない」という停滞に落とし込んでいて面白か…

お詫びと訂正。

以前「太平洋戦争の日本軍防御陣地」について書いたとき*1 このシリーズ次は二次大戦のドイツ軍で「高射砲塔」とか出てくるらしい、ちょっとわくわくしている などと書いてますが、もう書店に並んでる「第三帝国の要塞」はオスプレイ・ミリタリーシリーズで…

パウル・カレル「彼らは来た」

彼らは来た―ノルマンディー上陸作戦作者: パウルカレル,Paul Carell,松谷健二出版社/メーカー: 中央公論社発売日: 1998/12メディア: 単行本購入: 3人 クリック: 21回この商品を含むブログ (8件) を見る自分が読んだのは古書店で入手したフジ出版の初版(定価…

冥王計画ゼオライマー

というアニメが昔あって、その中で一番面白いキャラクターは八卦衆、「地のディノディロス」を駆るロクフェルという人物であった。 彼女の提示した「それでも、私は私である」というテーゼは作品全体を非常に引き締めていて、この概念があればこそ、あの作品…

大内建二「戦う民間船」

戦う民間船―知られざる勇気と忍耐の記録 (光人社NF文庫)作者: 大内建二出版社/メーカー: 光人社発売日: 2006/06メディア: 文庫 クリック: 3回この商品を含むブログ (2件) を見る光人社NF文庫で精力的に輸送船舶の本を書いている著者の新作。珍しく英語で副…