ひとやすみ読書日記(第二版)

最近あんまり読んでませんが

才谷屋龍一「ガールズ&パンツァー 1」

ガールズ&パンツァー 1 (フラッパーコミックス)

ガールズ&パンツァー 1 (フラッパーコミックス)

「ハートフルタンクストーリー」とは戦車で心暖まるようなお話を総称するジャンルであります。むかしはよく小林源文が描いてたもので「俺のケツをなめろ!」とか「将校は全員下船、対戦車戦闘用意」とか読むたびに心が暖まったものですねえ。ああ、ほっこりほっこり。

さてガルパンコミック版(フラッパー連載分)はアニメ放送に若干先駆けて展開されるメディアミックスで、ストーリー的には概ねTVシリーズ本編と準拠しながらも、視点人物を秋山優花里に変更することによって物語の主人公西住みほを陪臣から語る…ような話になっているのかな?

第一巻は内容的にTVシリーズの2話後半〜4話前半あたりのパートで、最初の演習戦闘から聖グローリアーナ学園と初の実戦を行うところまで。本編では決定稿で(?)変更された初期のシナリオ原案なども垣間見られて興味深いところもいくつかありますね。当初歴研の三突がE型だったのでこれは相当違ってくるなーと思ったら何の説明も無く途中でF型になってしまったのにはいささか苦笑しましたけれど(w

ガルパン本編ではコミュ障でストーカー気質持ちの空気を読まない戦車マニアな秋山ちゃん*1イチオシなのでコミック版でも頑張ってほしいものであります∠(`_´)ビシッ!

いやあ、普段から敬礼で挨拶する子って痛いですよねー、とかだな(笑)

それと戦車の作画がきちんとしているところは素晴らしいと思います、大事ですよねこれ。

*1:戦車に乗ると人格が変わるのは彼女だけではなくて、Aチームのクルー全員大なり小なり性格や行動規範が変わる所はTVシリーズの見どころだと思う。あれほど自虐のかたまりみたいだったみほが4話じゃ味方の犠牲車両を容赦なく利用して血路を開く冷徹な戦闘マッスィーンですよマッスィーン!