「サンリオSF文庫総解説」*1に記載されたなかでもあらすじが面白かったもので、買える値段のものを探していた一冊。神保町の羊頭書房でややヤケあり1400円だった(@ワンダーでは2000円だった)のでまあいいかなと。それでその
あらすじは面白かった。
科学文明が崩壊し中世レベルにまで後退した未来世界が舞台で、既に現役を引退した剣士が祖国の危機に際してもう一度立ち返り、かつての仲間を探して若き女王のために戦う。あるものは年老い、あるものは敵に寝返り、苦難の戦いの中で敵方は旧世界の恐るべき殺人機械の一群を戦線に投入し…
みたいなことを書くとなんか面白そうなんだけど
そうはならないのだ(´・ω・`)
件のサンリオSF文庫総解説には
機械の整備士である小人のトゥームが忘れがたい。外骨格をまとい、三メートルの巨人となって大暴れする。
とある(中村融の評)。たしかにこのキャラは大変印象に残る。というよりほかが印象に残らない…。
もう少し頑張ればムアコックの初期「ホークムーン」みたいになったんではないかなぁとは思うのだけれど。