ひとやすみ読書日記(第二版)

最近あんまり読んでませんが

「鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎」見てきました。

公式。 当初全然見るつもりなかったんだけど、公開直後に絶賛の嵐だったんでこりゃ見ておこうかなと。鬼太郎と言えば水木しげるのお膝元、調布で見られたのはよかったね。帰りに布田天神でも寄ってくれば尚よかったのだが。

まあともかく、ビックリするほど面白かった。「ゲゲゲの鬼太郎」にそれほど深く入れ込んでる訳でもないんだけれど、鬼太郎っていつもどこかでなんかやってる(昔はよく「干支がひとまわりするとアニメになる」なんて言われたものでした)印象です。調布駅からシアタス調布に向かう道に「ゲゲゲの軌跡ロード」として歴代TVアニメのパネル展示も行われてて、事前にそれを視たのも良かったんだろうなあ。昭和31年を舞台にした映像の中でとあるキャラが幼い男の子に「この先日本はもっとよくなる、発展して皆幸せになる」というような主旨の台詞を話すんだけど、見ているこっちとしては「そうは言うけどそうはならねえんだよなあ」と、メタ的な感慨に耽る訳ですよ。しかしふと思った。「そうは言うけどそうはならない」を表現してきたのは、戦後貸本時代からテレビの普及、高度成長期にバブル時代、平成不況と令和のいまを、幾度となく見せてきた「ゲゲゲの鬼太郎」そのものじゃないか。鬼太郎の、特にアニメはいつもその時々の世相を明け透けに題材化するので、「当時」がそのまま記録されているんだろうなあとか、そんなことを強く感じた訳です。今回の映画が横溝正史京極夏彦作品のような色合いを帯びていても、それを「鬼太郎」で包み込めるのは、これまで原作を起点としてそこから大きく広がってきた、歴代アニメ作品があったからなんだろうなってね。

そんであとあれですね、俺もね、

種崎敦美に全力で「死ね!」って言われたいよなって。

あれはすごかった。濡れた(*´Д`)ハァハァ

役者の使い方はすごく贅沢で、石田彰が糸目キャラやってるぞというのもネットで評判だけれども、皆口裕子釘宮理恵にスゴい役どころ振っててあれはなかなか出来ない技じゃあないだろうか。6期メンバーはいつものままなんですけれど、あー鬼太郎の父は今回関俊彦で初か。TVのときは野沢雅子でやったのか。

因習村で囚われた女を探す話だけれど、因習村に囚われてる女は囚われた女だけではなくて、血で、縁で、欲で、金で、まあともかく、どんな妖怪より人間の方が酷いもので、こりゃ無人化するべきだナーなんて見てたらかなり豪快に無人化されたので、そこはコーフンしました(´・ω・`)

パンフ読んだらいろんなことを「説明せずに演出で見せた」ようなことを話していたので、もう一回見てもいいかもしれない。なにしろこれはダークホースだ。

しかし「閉鎖的な因習村で因業爺が死んだ直後に起きる連続殺人の話」を、池田大作死亡の報を聞いた翌日に見るのはなかなか批評性が高いな( ˘ω˘ )

 

<12/3追記>

調布で二回目見る。今回は沙代の心情を追って行こうと見直したんだけど、柄物の着物を纏って水木にモーション掛けるのは「一人目」を殺害した後なんだな。怖い話だよ…。

種崎敦美さん、いずれプリキュアやるんじゃないだろうか?そんなことをふと。あと初見もそうなんだけど「早口で台詞言わせる」のは全然気にならないな。むしろ自然に受け止めました。なんでだろう?昭和のおじさんだからか(´・ω・`)