ひとやすみ読書日記(第二版)

最近あんまり読んでませんが

2014-01-01から1年間の記事一覧

ダン・ハンプトン「F-16 エース・パイロット戦いの実録」

F‐16―エース・パイロット 戦いの実録作者: ダンハンプトン,Dan Hampton,上野元美出版社/メーカー: 柏書房発売日: 2013/09メディア: 単行本この商品を含むブログ (3件) を見るF-16戦闘機*1というのも世界的にベストセラーな傑作戦闘機で、ウィキによればアメ…

佐藤哲也「下りの船」

下りの船 (想像力の文学)作者: 佐藤哲也出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2009/07/09メディア: 単行本 クリック: 15回この商品を含むブログ (23件) を見る読み終えた後、奥付の発行年をみて軽く驚かされる。2009年のものだったんですね。てっきり2011年の震…

リジー・コリンガム「戦争と飢餓」

戦争と飢餓作者: リジーコリンガム,宇丹貴代実,黒輪篤嗣出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2012/12/12メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 1回この商品を含むブログ (5件) を見る第二次世界大戦当時の各国の世相・実態を「食料」をテーマに研究したもの…

東郷隆「定吉七番の復活」

定吉七番の復活作者: 東郷隆出版社/メーカー: 講談社発売日: 2013/01/31メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 2人 クリック: 7回この商品を含むブログ (22件) を見る東郷隆による和製スパイアクションコメディ「定吉七番」シリーズ、四半世紀ぶりの新作。…

フェリクス・J・パルマ「宙の地図」(上)(下)

宙の地図 (上) (ハヤカワ文庫NV)作者: フェリクス・J.パルマ,F´elix J. Palma,宮崎真紀出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2012/11/22メディア: 文庫 クリック: 11回この商品を含むブログ (20件) を見る宙の地図 (下) (ハヤカワ文庫NV)作者: フェリクス・J.パ…

佐藤亜紀「小説のタクティクス」

小説のタクティクス (単行本)作者: 佐藤亜紀出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2014/01/09メディア: 単行本この商品を含むブログ (10件) を見る「小説のストラテジー」のいわば続編となるもので、基盤となったのは前回と同じく明治大学で行われた講義録。な…

アンリ・イスラン「マルヌの会戦」

マルヌの会戦 - 第一次世界大戦の序曲 1914年秋作者: アンリ・イスラン,渡辺格出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2014/01/09メディア: 単行本この商品を含むブログ (2件) を見る第一次世界大戦について日本ではまだまだ知られていることが少なすぎるよう…

フェリックス・J・パルマ「時の地図」(下)

時の地図 下 (ハヤカワ文庫 NV ハ 30-2)作者: フェリクス J.パルマ,宮崎真紀出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2010/10/08メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 11回この商品を含むブログ (51件) を見るさて人類の救世主シャクルトン将軍あらためチンピラくず…

「キックアス ジャスティス・フォーエバー」見てきました

公式前作ほどのインパクトは無かったけれど、全体としてはいい話になってたと思います。前作にあったような狂気と紙一重のギリギリ感は、流石に望むべくもないでしょう。「父親」役に当たるキャラがみな良い人ばかりで、しかし多くは死んでしまったり身を滅…

フェリックス・J・パルマ「時の地図」(上)

時の地図 上 (ハヤカワ文庫 NV ハ 30-1)作者: フェリクス J.パルマ,宮崎真紀出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2010/10/08メディア: 文庫購入: 3人 クリック: 73回この商品を含むブログ (59件) を見る数年前に出たときにそれなりに話題になったのを覚えてい…

乾石智子「オーリエラントの魔道師たち」

オーリエラントの魔道師たち作者: 乾石智子出版社/メーカー: 東京創元社発売日: 2013/06/28メディア: 単行本この商品を含むブログ (7件) を見る国産の異世界ファンタジー読むのってずいぶん久しぶりかも知れないなあ。乾石智子によるオーリエラントのシリー…

スティーブン・キング「呪われた町」(上)(下)

呪われた町 (上) (集英社文庫)作者: スティーヴンキング,Stephen King,永井淳出版社/メーカー: 集英社発売日: 2011/11/18メディア: ペーパーバック購入: 1人 クリック: 8回この商品を含むブログ (1件) を見る呪われた町 (下) (集英社文庫)作者: スティーヴン…

ビクター・オストロフスキー/ クレア・ホイ「モサド諜報員の告白」

モサド情報員の告白作者: ビクターオストロフスキー,クレアホイ,Victor Ostrovsky,Claire Hoy,中山善之出版社/メーカー: 阪急コミュニケーションズ発売日: 1992/02メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 7回この商品を含むブログ (3件) を見る内容については…

月村了衛「コルトM1851残月」

コルトM1851残月作者: 月村了衛出版社/メーカー: 講談社発売日: 2013/11/21メディア: 単行本この商品を含むブログ (4件) を見る月村了衛といえばやっぱり「NOIRのひと」なので、「NOIR」が流行っていた頃身の周りの人間に「『NOIR』は面白いけど別に話は『ノ…

マイクル・コーニイ「パラークシの記憶」

パラークシの記憶 (河出文庫)作者: マイクル・コーニイ,山岸真出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2013/10/08メディア: 文庫この商品を含むブログ (26件) を見る「ハローサマー、グッドバイ」*1の続編。作品成立までの紆余曲折は前巻のあとがきにあったは…

ジョン・スコルジー「戦いの虚空」

戦いの虚空 (老人と宇宙5)作者: ジョン・スコルジー,内田昌之出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2013/10/25メディア: 文庫この商品を含むブログ (13件) を見る「老人と宇宙」シリーズ第5巻。第3巻でジョン・ペリーとコンクラーベによって「鎖国」を解かれ…

コリイ・ドクトロウ「マジック・キングダムで落ちぶれて」

マジック・キングダムで落ちぶれて (ハヤカワ文庫SF)作者: コリィ・ドクトロウ,川副智子出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2005/08/09メディア: 文庫 クリック: 45回この商品を含むブログ (48件) を見る刊行当時「池澤春菜氏推薦」の帯が巻かれていた一冊。…

マックス・バリー「機械男」

機械男作者: マックスバリー,Max Barry,鈴木恵出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2013/05/13メディア: 単行本この商品を含むブログ (27件) を見る「星雲仮面マシンマン」ってどの辺が「マシンマン」だったんでしょうね。それはともかく「『サイボーグ』とい…

池澤春菜「乙女の読書道」

乙女の読書道作者: 池澤春菜出版社/メーカー: 本の雑誌社発売日: 2014/01/23メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログ (17件) を見る池澤春菜という人をはじめて知ったのはいつのことだっただろうか? ラジオ番組「岩男潤子のプクプクペンギン…

ベン・アーノロヴィッチ「地下迷宮の魔術師」

地下迷宮の魔術師 (ハヤカワ文庫FT)作者: ベンアーロノヴィッチ,Ben Aaronovitch,金子司出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2013/10/25メディア: 文庫この商品を含むブログ (8件) を見る「ロンドン警視庁特殊犯罪課」シリーズ第三巻。先に不満を書いてしまう…

ロバート・ブートナー「孤児たちの軍隊 ガニメデへの飛翔」

孤児たちの軍隊: ガニメデへの飛翔 (ハヤカワ文庫SF)作者: ロバートブートナー,Robert Buettner,月岡小穂出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2013/10/10メディア: 文庫この商品を含むブログ (7件) を見る「宇宙の戦士」と「月は無慈悲な夜の女王」と「人形つ…

松原茂生 遠藤昭「陸軍船舶戦争」

陸軍船舶戦争作者: 松原茂生,遠藤昭出版社/メーカー: 戦誌刊行会発売日: 1996/04メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 2回この商品を含むブログを見る「まるゆ」や「あきつ丸」なんて昔は結構濃いめの軍オタ会話にしか出てこなかったような名前が「艦これ」…

月村了衛「機龍警察 暗黒市場」

機龍警察 暗黒市場 (ミステリ・ワールド)作者: 月村了衛出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2012/09/21メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 12回この商品を含むブログ (31件) を見るシリーズ3作目。第一巻の冒頭で爆発に巻き込まれて以来何かと損な役回りだ…

森薫「乙嫁語り」6巻

乙嫁語り 6巻 (ビームコミックス)作者: 森薫出版社/メーカー: KADOKAWA/エンターブレイン発売日: 2014/01/14メディア: コミックこの商品を含むブログ (65件) を見るい き な り 戦 争 だ ! とゆーわけで無慈悲に人が死んだりします、サツバツ!!恋愛ものと…

戸高一成 編「証言録 海軍反省会 5」

[証言録]海軍反省会 5作者: 戸?一成出版社/メーカー: PHP研究所発売日: 2013/08/27メディア: 単行本この商品を含むブログ (1件) を見るもう続きが出てたのかーと思ったら去年は2冊刊行されてたのね。年1冊から2年で3冊程度のペースに上げていきたいそう…

国立科学博物館で「大恐竜展 ゴビ砂漠の驚異」を見てきました

子供の頃、はじめて行った恐竜展がゴビ砂漠がらみだったり*1、アンドリュース探検隊の子供向け読み物を何かの本で読んでいたりとむかしからタルボサウルスやサウロロフス、プロトケラトプスなどは脳内の恐竜スキー部分のかなりの奥底に堆積しているのでいろ…